ハンドマッサージクリーム
ハンドマッサージクリームは、マッサージに使われるだけでなく日常生活においてもよく利用されています。
普段の生活で使われるハンドクリームは、水仕事が多い女性の手あれ対策や紫外線から手を守るためによく使われています。
手を美しく保つ努力をすることは、トータルスキンケアの1つとして大切です。
ハンドマッサージクリームの働きや成分
手は健康な状態だと皮膚の表面に保湿の働きをする中性アミノ酸、乳酸塩、無機塩類が含まれています。
皮膚の表面は角層がありますが、この層が過剰になっても少なくなっても、表面が乾いてカサつき、硬くなります。
ハンドクリームは、硬くなった皮膚の角層に潤いを持たせ、さらにそれを守るバリア機能の働いきをします。
ハンドマッサージクリームに多く含まれる成分は、尿素、ヒアルロン酸、セラミド、グリセリン、シアバターなどです。
これらの成分は保水効果を持っており手あれで硬くなった角層をやわらかくする働きを持っています。
保水効果を持つこれらの成分は、紫外線によるシミやシワの発生を防ぐものや、アレルギー反応の出にくいものなどそれぞれ特徴があります。
また手あれで傷がある時は使用に適さないものなどもあります。
ハンドマッサージクリームは、含まれている成分の特徴に注意しながら選びましょう。
手の症状に合わせたハンドマッサージクリーム選び
手の表面に水分がなくかさついて、硬くなっている時は、尿素配合のクリームが適しています。
尿素には角質を柔らかくする働きがあります。
刺激が強めなので、皮膚の薄い所は避けます。
また傷がある所で使用すると痛みを感じるので、あかぎれがある所には塗らないようにします。
カサつきがあり、手先が冷たい人は、ビタミン配合のクリームを選びます。
ビタミンEが含まれているものは、血行促進効果があります。
乾燥気味でカサつきがちな手の人は、セラミド、ヒアルロン酸などの保湿効果成分の入ったものを選びましょう。
ひび割れやあかぎれが多い人は、皮膚科を受診して傷が治るような軟膏を処方してもらう方がよいでしょう。
軟膏を塗ることと、水仕事の時には手袋を着用して、手が直接ダメージを受けるようなことは避けましょう。