ハンドマッサージのツボ
体にはツボと呼ばれる場所がたくさんあります。
それぞれのツボを刺激することによって、内臓の働きが良くなり、血流がアップして疲労回復効果や体調が改善されます。
手は特にツボが沢山集まっているので、手のマッサージをするだけでも体調が良くなります。
手のツボ
手の甲は体の背中側、手のひらは体の前の部分を表すと言われています。
そして手は左右対称に、ツボがあります。
例えば、左右両方とも手の平側の中指の先は、心臓のツボがあります。
同じく手の平側の人差し指と中指の付け根を結んだ周辺は、腎臓のツボがあります。
手の平の中央には、太陽神経叢(たいようしんけいそう)というツボがあります。
胃の後ろ部分にあり、交感神経がここに集まっています。
神経が太陽のように体の四方へと伸びていることからこのように呼ばれています。
このツボを押せば、自律神経の働きを整えリラクゼーション効果を高めます。
手の甲側の親指と人差し指の付け根は、歯、のど、肺のツボです。
小指から中指にかけての付け根は、肩のツボです。
腕のツボ
肘を曲げた状態で、肘頭から肩方向へ指1本分上のあたりにある天井(てんせい)ツボは、少し窪んだ感触があります。
ここは疲労回復に効果があります。
同じく曲げた肘に出来た横ジワの外側(親指側)から指3本分のところには、曲池(きょくち)というツボがあり、頭痛だけでなく、下痢や便秘にも効果があります。
げき門というツボは、手の平を上にして手首を曲げた時、ひじの中央に現れる硬い筋の肘と手首の丁度真ん中あたりにあります。
動悸、息切れ、精神を安定させる効果があります。
ハンドマッサージの効果を上げる為に
ハンドマッサージは、手のツボや反射区を適度な圧で押さえることで体調が良くなります。
またオイルやローションを使って肌の状態を滑らかにすることで、リラクゼーション効果もアップします。
施術前にお湯に手をつけることや、温かいタオルを腕に巻いて温めると、血行が促進させるので、マッサージの効果も上がります。